【出版】メディアの出口が見えなくなった今、本当のパーソナルブランディング時代が始まった。

本を書こう。
本を書こう。
永松茂久
by 永松茂久

番組に出演させていただいたご縁で、先日、渋谷のcrossFMというラジオ局の江崎社長と二人で酒を飲んだ。

江崎社長は5年前、裸一貫から渋谷のど真ん中にガラス張りのスタジオを作り、そこで毎日芸能人や文化人の生放送を手がけているすごい社長さん。

その江崎社長のcrossFMのメインは一般電波ではなく(渋谷区限定でカバーはしているが)、主にネットラジオ。

ラジオと出版。

ジャンルは違えどメディア人どうし、江崎社長との会話の主軸は自然と

「ここからのメディアの出口はどこなのか?」

というテーマになった。

 

江崎さんと飲んだその翌日、今度はテレビのプロデューサーとランチ。

そこでもメディアについての話になった。

時代をつくってきた旗印であるテレビ局自体も、ここから先のメディアとしての行く先やあるべき姿をかなり見失っているという話になった。

 

このことについてちょっと考えてみたい。

 

2000年を過ぎてからインターネットが盛んになり、いろんなインフラが増えた。

ひとつ新しいものができたかと思えば、いっときたつと、その先行で出たインフラが実現できない装備を備えたものが次から次へと登場してくる。

フェイスブック、インスタ、YouTube。よくよく考えてみると、いま僕たちの周りを取り巻いているインフラはほぼ外資。

でもこれもいつまで続くかわからない。

いったいこのメディアの食い合い状態のカオスはいつおさまるのだろうか?

 

これはあくまで僕の仮説ではあるけど、ひとつ確信していることがある。

「〇〇が出てきたから△△はなくなる」

おきまりのように、人は言う。

例えばラジオが出てきたとき、「新聞は無くなる」と言われた。

テレビが出てきたとき、「ラジオは無くなる」と言われた。

電子書籍が出てきたとき、「紙の出版は無くなる」と言われた。

そしてインターネットが出てきたいま、「テレビやラジオは無くなる」と言われている。

 

しかし結局はどれも無くなってはいない。

なぜか?

それはメディアというものが「ライセンス」というものを備えているからだ。

ライセンスとは何か?

ここでいうライセンスはメディアが持っている放送に対する免許のことではない。

「誰でも簡単に出演できない」

つまり

「出演できる人が限られている」

という意味での参加側のライセンスのことだ。

 

テレビと筆頭として、ラジオや新聞は簡単に登場はできない。

出版にしても同じ。

自費出版は別として、著者になる人というのは、出版社の厳しいジャッジをクリアする人しか本を出せない。

だから稀少性があり、価値がある。

メディアが守っていくべきもの。

それこそが「ライセンスという限定性」なのだ。

そしてこのライセンスを守っている以上、無くなることはない。

 

ビジネスや経営面から見ても、会社本体の固定費を削っていきさえすれば、ここからもメディアというものは絶対に生き残っていく。

その条件は、経営陣が余計な建物や人件費などの固定費を思い切って削減できるかどうかにかかる。

今問題になっているのは、過去から引きずっている既得権益や成功体験、そしていままでの体制維持のためにかかる固定費の部分。

少々の犠牲はともなうが、これはその気になればいくらでも着手できる。

まだその変革を悩むことができているうちは、ゆとりがあるのだ。

本当に倒産やデフォルト的なものが見えてきたときは、そんなに悠長にはしていられない。

 

「メディアとはライセンスを持ったもの」

ということと仮定すると、言い換えれば

「誰でも簡単に登場できるもの」

「誰でも簡単に参画できるもの」

をメディアとは呼べない、もしくはメディアとして成長しにくいということになる。

 

「ここからはインスタの時代」

「YouTubeをやらなければ生き残っていけない」

こんな言葉が飛び交う。

しかし、これに流されるのはやめよう。

そもそもこれは仕掛ける人間の定番文句だ。

そこを見極めた上で新しいことを始めるなら始めればいい。

SNSをやりたいからやる。

YouTubeで発信したいことがあるからする。

これが本来のあり方だ。

それを無理にビジネスの軸にしようと力まないほうがいい。

そこに依存しすぎると、本体の都合によって振り回されてしまうことになる。

例えば

「いままでは無料でしたが、ここからは発信を有料化します」

なんか言われたら、登録者数が多ければ多い人ほど費用がかさむことになってしまう。

先にも書いたがメディアとはあくまで「限定性」のあるもの。

誰もができるもので頭角を表すのはかなり難しいことだと覚えておいて損はない。

 

ではどんなものがメディアとして頭角を現してくるのだろうか?

僕の中に1つの答えがある。

それは「出版」だ。

「いやいや、いま出版不況でしょ。本が売れない時代だよ」

これが一般常識。

しかし現実、出版点数は落ちてはいないし、売り場面積も微弱程度で、そう減ってはいないのだ。

人の求めるものは時代とともに変わり、その要求が高くなっていくという面においてはどのビジネスでも同じことだ。

本当に求められるものを作っていけば、ちゃんと売れる。

 

自分の経験やロジックというものは自分だけしかコントロールできないスーパーライセンス。

誰も成り替わることはできない。

その結果として、もっとも強いパーソナルブランディングのひとつは出版になる。

 

テレビやラジオ、新聞が無くならないように、出版はなくならない。

それどころかここからのパーソナル時代、大きな信頼性につながる。

最古のメディアは紙であり本。

当然出版ライセンスの基準は高くはなるが、その分ライセンサーの価値も上がってくる。

僕自身の経験からも言えることだけど、この世界を目指して損はないと思う。

 

結論。

ここからはあなた自身という一人の人がメディアになることができる。

自分自身がブランドになりさえすれば、必ずメディアになれる。

大手メディアすら3年先が読めないこの時代。

変わらず自分でコントロールできるものである自分自身の在り方に強みが集まる。

だからこそ、ここから本当のパーソナルブランディングの時代がやってくる。

僕はそう信じている。

 

もしパーソナルブランディングに興味がある人はこの本を読んでみてほしい。

少しはヒントになるかもなので。

 

明日、新しいプロジェクトの発表をしますので、ぜひのぞいてみてください。

いつも読んでくれてありがとう。

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