今日、午前2時半。
知覧の英雄である僕の大恩人が亡くなりました。
鳥濱明久さん。62歳でした。
特攻の母と呼ばれた祖母、鳥濱トメさんの孫として語り部の後を継ぎ、知覧富屋食堂ホタル館の館長として、何十万人の人々にかつての特攻隊の思いを語り続けた人。
毎年春に開催している知覧さくらまつりの後見人。
そして僕を富屋食堂ホタル館の特任館長にしてくれた人。
この人がいなかったら今の僕はありません。
仕事のイベントが重なっているため、すぐに駆けつけることができず、いま、知覧のことを書いた本を読み返しながら明久兄さんとのことを思い出しています。
明久兄さん。
いまどこにいますか？？
あなたがいてくれたおかげで今の僕たちがあります。
どんなときも、どんな体調のときも、ただ一筋に語り部として生き抜かれましたね。
かっこよかったです。
For You精神を僕に在り方を通して見せてくれた明久兄さんの背中を、これからも追っかけ続けます。
いま、寿美と伊織がそっちに向かってます。
拳大のことは、武田勝ちゃんをはじめ、さくらまつりを通して兄さんにお世話になったメンバーたちが支えていきますので、安心しててください。
「いま、自分の目の前にあることを全力でやれ。俺たちには失敗できる明日がある」
いつもそう言ってくれていた明久兄さんの教えどおり、今日の夜、明日の朝もたくさんの人に全力でお話をしてきます。
あとは僕たちががんばります。
本当にお疲れ様でした。
本当にありがとうございました。
向こうで待ってるトメばあちゃんと、拳大をはじめとした知覧さくらまつりのメンバーたちのことを、そしてこの日本の未来をこれからも見守っていてくださいね。
知覧さくらまつりのみんなへ。
今日、明日と知覧でお通夜、葬儀が行われますが、さくらまつりのみなさんをはじめ、全国の方々が知覧に行くと、いまの情勢上、会場がパニックになってしまうおそれがあります。
ですから参列はお控えいただき、祈りを運んでいただければと思います。
お花関係のお問い合わせは、さくらまつり実行委員長の角伊織まで直接メッセージくださいませ。
そしてここからも、知覧富屋食堂ホタル館、ならびに鳥濱家のことを、どうぞよろしくお願い致します。
2021年7月5日
知覧富屋食堂ホタル館特任館長 永松茂久
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