
こんにちは。永松茂久です。
今日はちょっと長くなりますが、お時間のあるときに、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
2020年、4月。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言。
そして翌年、2021年の知覧富屋食堂ホタル館、鳥濱明久館長の逝去。
このダブルパンチにより、イベントの開催を見送った知覧さくらまつり。
13回に渡って開催し
「もう役割は終わったかな」
と思っていました。

しかし、次世代が新しくそのタスキを引き継いでくれ、今年、6年ぶりに開催されることになりました。
鳥濱明久館長から息子の拳大くんへ。
永松茂久から水江卓也へ。
戦後80年、そして昭和100年にあたる
2025年4月1日、2日。
彼らに引き継ぐ継承の知覧さくらまつりをやります。


27歳のとき、たこ焼きの行商中に、ここから先の希望を見失ってしまったときに未来を照らしてくれた存在。
それは祖父の遺言をきっかけに出会った知覧の特攻隊の遺書でした。
かつての先人が僕に教えてくれたこと。
それは
「大切な人のために生きること」
つまり
「For You精神」
でした。
そこから何度も知覧に足を運び、自分を整え続きていきました。
その知覧通いはやがて知覧フォーユー研修さくらまつりへと発展し、のべ4000人の若者たちが知覧に集い、誓いを立てました。
そして、その誓いを軸に生きることで、たくさんの人たちの道が開けていきました。


日本が終戦を迎えてから丸80年。
かつての悲惨な戦争の記憶は薄れ、いま、日本は新しい困難な時代を迎えようとしています。
二度と同じことを繰り返さないために、今の僕たちができること。
それは過去の思いを知ること。
そして、それを踏まえてひとりひとりが
「自分はどう生きるのか?」
を問いかけること。
質問します。
「いま、あなたは幸せですか?」
「あなたの大切な人は笑っていますか?」
「その人を笑顔にするために、あなたは命をどう使いますか?」
このさくらまつりがその答えを導き出す、ひとつのきっかけになればと思っています。
知覧の桜の木の下でお会いできること、楽しみにしています。
知覧富屋食堂ホタル館元館長 永松茂久
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