【メンタル】あなたの不安は9割が気のせい。

永松茂久在り方学
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永松茂久
by 永松茂久

最近、人の不安をあおるような情報が多い。

テレビだけじゃなく、フェイスブックやブログにも、人の不安をあおる宣伝なんかも増えてきている。

「〜がなければ老後は大変」

とか

「年収◯千万以下の人がたどる未来」

とか、感心するくらい言葉たくみに毎日毎日色んな情報が飛び交う。

それがなくならないということは、どこかでその情報を鵜呑みにする人がいるということなのだろう。

では、なぜそんなに不安をあおる情報が増えているのか?

 

答えはたったひとつ。「売れるから」だ。

 

以前、東京のテレビ局につとめているぼくの後輩と久々に飲んで、情報談義になった。

だいぶ酒も入って、情報についての討論になった。

ぼくは後輩に聞いてみた。

「おまえらさ、もうちょっと人の心が明るくなるような番組作れないのか?」

と聞くと、後輩はこう言った。

「先輩、商売人ですよね。先輩は売れないものを商品にしますか?」

「いや、そりゃしないけど」

「先輩が言うことはもっともなんですけど、残念ながらそういうポジティブ系、あんまり視聴率が取れないんですよね。先輩、そういう講演とか、執筆してるんだったら、先輩ががんばって世の中を変えてくださいよ。そうすれば僕たちもそんな番組バンバンつくりますから」

これでぼくは何も言えなくなってしまった。

もっともそのくらいであきらめてはないけど、彼のこの言葉には妙に納得してしまった。

 

不安というのはおばけみたいなもので、実体が見えないから心の中でどんどん膨らんでいく。

そんなときにドストライクな情報が目に飛び込んでくると、心を動かされても仕方ないかもしれない。

これだけは覚えておいてほしい。

 

情報には必ず誰かの意図がある。

 

これは注意して見ていると、だんだん分かってくる。

 

 

情報と言えば、若い頃に今まで一番悩んだもの

それは

 

「スタッフが辞めたら売り上げが下がる。だから経営者はスタッフたちに辞められないようにしなければいけない」

 

というもの。

ビジネス書や世間の常識の中からの言葉から、そんな情報がたくさん降ってくる。

これには本当に困らされた。

 

26歳で経営をはじめてから約5年間、寝ても覚めても

「人が辞めたらどうしよう」

この悩みから離れることができなかった。

そしてその不安どおり、ひとりふたりと人が辞めていった。

今ふりかえっても、あの時期は本当にきつかった。

 

その時期を乗り越えることができたのは、ある方法を知ったからだった。

不安をつかまえる方法、それは自分の不安を紙に書き出してみること。

何が不安なのかを書いてみると、不安はそこで止まる。

 

スタッフが辞めていったとき、先輩からこの方法を教えてもらった。

「茂久、不安だから未来に備えるのは大切なことだけど、もっと大切なことは、まず自分の中にある不安の正体をつかまえるのが先だ。いまの不安を紙に書き出してみろ」

スタッフが辞めて困ること。

えーっとー。

あれ?意外と少ない。

 

紙に書き出し

じー

っと眺めていると

自分が困ると思っていることの数がそんなに多くないことに気がついた。

同時に、自分がどう行動すればいいのか、自分がどうあるべきなのかがはっきりと見えてきた。

 

その後、ありがたいことに思っていたほど、状況は悪くはならなかった。

売り上げも下がらなかった。

なぜか?

それは

スタッフたちが成長したから。

「この人数でやるしかない」

と追いつめられた残ったスタッフたちのポテンシャルが引っ張りだされたのだ。

人が減ったせいで

「絶対に二人いないとこのパートはまわらない」

と思っていた場所を一人でやるようになった。

一人でもできることを僕たちは知った。

そして、いつのまにかそのポジションは一人で担当することが当たり前になった。

 

 

人間には追いつめられたとき可能性が広がる。

 

昔の人はその存在を「火事場の馬鹿力」と言った。

 

今思えば先輩が教えてくれた紙に書き出すワークが、セルフコーチングだったのだと思う。

 

おばけは明るみに出ると弱い。

書いたものをじっと見返すと、取り越し苦労なものもあることに気がつくだろうし、対応策も見えてくる。

書き出すことでその輪郭が見えればもうこっちのものだ。

 

書くことで見えてくる未来もあるが、書くことで消えていく不安もあるのだ。

情報に流されて必要以上にネガティブになる必要なんてない。

不安はおばけ。

気にしない、気にしない。

 

今日も読んでくれてありがとう。

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