昨日の母のアップ、たくさんのメッセージをいただきました。おそらくあっちの世界でとても喜んでると思います。母に代わって御礼申し上げます。ありがとうございます。
さて、今日は最近聞いた講演会でもらってきた、めっちゃいい話を紹介します。あなたは野球の日本代表チームをご存知でしょうか?はい、知ってますよね。侍JAPANです。このチームを率いる小久保裕紀監督の講演会を聞きに大分市に行ってきました。
この小久保監督は3年前まで福岡のソフトバンクホークスの主将として、輝かしい成績を残し引退。球界一の読書家としても有名で、その人柄と人望を認められ、若くして日本代表の監督に大抜擢された素晴らしい方です。
実はこの小久保監督、大名の陽なた家にもよく遊びに来てくれ、そのご縁から本のことをよく話すようになりました。
↑引退試合の打ち上げは大名の陽なた家でやってくれました♪小久保さんのお母さんもいます
「しげ、俺、『斎藤一人の人を動かす』を何十回も繰り返し読んで、球界に100冊は配ったよ」
と言ってくれるくらい僕の本を推薦してくれ、小久保監督の初出版である「一瞬に生きる」にも僕のことを友人と書いてくれるようなそんな間柄にしてもらってます。常に先頭を走り続ける生き方を背中で見せてくれる兄貴分、そんな感じの方です。
↑小久保さんの本「一瞬に生きる」
そんな小久保さん(ここからはこう呼ばせてもらいます)の講演会の話を、同級生&陽なた家の創業メンバーである多美ちゃん(今は日本生命)から教えてもらいました。いつも飲んで語ってばかりだったことと、母の通夜、葬儀にもお花をいただいていたお礼も含めて、「うん、必ず行く!」と答えて福岡から車を飛ばすこと2時間。正直誰かの講演会を聞きに行くのは数年ぶりのことでした。
最近思うことがあります。いつも同じ業界の話を聞くこともひとつの方法ですが、たまには全く違う世界の話を聞くことも絶対大切なことだなと。一僕はビジネス書の著者であり講演もします。ともするとその分野のことばかりに偏りがちになってしまうことも多々あります。しかし、今回聞いたのはまったく分野の違う野球の世界。イチローやダルビッシュ、大谷翔平などのスーパースター達が大切にしていることを小久保さんが一つずつ紐解いていくというスタイルの講演だったのですが…
めちゃくちゃ勉強になりました。
全く違う角度からの話。その中でひとつだけ分かったことは、
「どの分野でも一流になる人間は共通した考え方を持っている」
ということでした。
小久保さんがやっている習慣の中でまず一番簡単かつ誰にでもできること、それは、
「寝る前の1分間をその日1日のよかったことの振り返りと感謝に使う」
ということでした。当たり前ですが小久保さんは現役時代からマスコミに追いかけられる毎日でした。打てばヒーロー、ミスをすれば戦犯。それがプロスポーツの世界です。試合後必ずマスコミがインタビューをするために待っています。調子のいい日は意気揚々と帰れますが、若いころ、ミスした日は逃げるように帰っていたといいます。とてつもないプレッシャーでしょう。
「なぜあのときミスをしたのか?」
「なぜもっとこうできなかったのか?」
を寝る前に考え続ける日々。当然ですが翌朝の寝起きも最悪でした。そんなとき、ある本に書いていたことでその習慣を変えました。それが、
「今日1日のよかったこと、たのしかったことを思い出し、周りに対する感謝をしながら寝る」
ということでした。これを習慣にしたことで、その日のリセットがしっかりとできるようになったと言います。小久保さんは
「毎日1分、しかもタダ。これだけは今日からやってください」
と強調していました。その日から(まだ3日しか経っていませんが)これをやってます。
僕もまだ始めたばかりですが、この効果は保証します。一応メンタルコーチもやっているのでその観点からお話しします。
人間には顕在意識と潜在意識があります。これはご存知の人も多いとおもいます。一般的に顕在意識が5パーセント、そして残りの95パーセントが潜在意識、無意識と呼ばれるものです。人の行動は実は意識より無意識が大きな主導権を持っています。しかし、この潜在意識の蓋が1日一回大きく開く瞬間があります。それが
「眠りに落ちる前の数分間」
なのです。眠くなって頭がぼーっとする瞬間はわかりますよね。「いい、悪い」も「正しい、間違っている」全く関係なく、その時に思ったことがズドンと潜在意識に入る瞬間、これが寝る前なのです。ですからここで楽しかったことや嬉しかったこと、感謝という「陽の思考」を癖づけると、当たり前のように潜在意識は変わっていきます。
ただし、これはお伝えしておきます。
1日では変わりません。時間はかかります。だからこそ習慣にするのです。
人の心や思考はゆっくりと変わります。今日あった嫌なことを明日に持ち越さずに新しい1日を迎えることができたら、そんなに素敵なことはありません。
超一流の人が一押しのメンタルトレーニングは、こんなに簡単なことでした。毎日感謝を潜在意識に落とし込む作業をやる人は1年で356感謝、10年で3650感謝。当たり前ですがやらない人はゼロ。差がついて当たり前です。
超一流の習慣、ぜひ身につけてくださいね。
今日も読んでくださってありがとうございます。