会社をやめたい病から抜け出す方法


 

「会社をやめたくてたまらない!」
こんな思いで毎日を過ごしている人もいるのではないだろうか。
朝起きた瞬間から、とっても憂鬱……。仕事場に強い不満を抱いている状態は本当に苦しい。

僕のところにも、20代の若者を中心に、そうした悩み事を抱えた若者がたくさん来る。しかし聞いていると、彼らが会社をやめたい理由は、だいたいいくつかのパターンと相場は決まっている。

「上司が横暴だから」

「部下が言うことを聞いてくれない」

「休みがなかなかとれない」

「給料が少なすぎる」

 

すべて「まわりが悪い」のであり、自分は間違っていないというところに立っている。これはほとんどのケースに当てはまる共通点だ。

自分のために、もっとまわりが変わってほしい。

僕は、これを「フォー・ミー」意識と呼んでいる。

 

この「フォー・ミー」なスタンスこそが、自分を苦しめている根本原因であることが多いのだ。

 

それに対して、「人のために」の「フォー・ユー精神」がある。

そして、これこそ事態を好転させる方法の最たる考え方だ。

自分がやめたあとで、「あいつがいなくなって、せいせいした。これで売り上げも伸びるよ」なんて言わせたくないはず。

会社をやめると決めたら、それはそれでいいが、次へ向けてのきれいなステップとして、やめる前の3ヵ月だけでいいから、精一杯のことをしてみてほしい。

誰が嫌いだとか、なにが不満だとかそういうことと離れて、自分の能力を出し切って惜しまれる人になって、それでも、その会社がイヤならば辞表を出すといいと思う。長い人生、辞めるのはそれからでも遅くはない。

そうすると、不思議と次の職場でもうまくいく。会社をやめたがっている若い後輩たちに、こんなふうにアドバイスしているのですが、がんばり始めた三ヵ月のうちに、会社をやめたいという気持ちは消えてしまう人が不思議と多い。

なぜなら、3ヵ月本気で頑張ると、まわりの対応がガラッと変わり、すっかり居心地のいい職場になるからだ。

本気で頑張って仕事をすれば、上司も部下も取引先も助かるし、あなた自身も必要とされる人になる。

頑張って働くということが、「フォー・ユー精神」そのものなのだ。

「この会社はイヤなことばかりだ。自分の居場所はほかにあるはずだ」という「フォー・ミー」の発想で動いているかぎり、居心地のいい場所はどこにも見つかることはない。

 

世の中は自分一人に合わせて動いてくれる優しいものではないからだ。
ちょっと視点を変えて「フォー・ユー精神」で仕事をしてみると、あなた自身がうんとラクになる。これは保証できる。