弟分の役割

 

 

こんばんは。永松茂久です。昨日、そしてその数日前に、「兄貴分」というテーマで書かせていただきましたが、意外なことにたくさんの反応や質問をいただきました。ありがとうございます。

 

さて、兄貴の存在について、そしてその選び方についてお話しさせていただきましたが、このテーマの最後、締めくくりを書きたいと思います。

 

兄貴分には兄貴分の役割、使命があります。しかし、実はこれは双方向なのです。弟分にも弟分の大きな役割があるのです。

 

 

一弘おごじょ

 

 

師匠と弟子、兄貴分と弟分、この縦のつながりは、実はすべて双方向で成り立っています。どれだけ兄貴分がいい人であっても、ついていく人間にそのバランスを取る力がなかったら、そこは成り立ちませんし、長くは続きません。依存の関係は必ず壊れてしまうと決まっています。

 

 

 

sigekinii

 

 

昨日こう書きました。

「あなたにものを頼まない人を兄貴に選べ」。

ここで、

「そうか、何も言われないということは、何もしなくていいんだ」

と受け取る人。

 

「俺には何もしなくていい。次の世代に返せばいいから」

と言われたから、

「そうか、この人じゃなくて次世代に返せばいいんだ」

とその言葉のまま受け取る人。

 

例えばその兄貴分に何かが起きた時に、

「忙しいんなら無理してこなくていい」

と言われたから、

「そうですか、じゃあそうします。目の前に集中します」

と、素直に答える人間は残念ながら成功しません。

 

あなたの大切な兄貴や先輩、そして上司は、あなたに多くを求めないでしょう。だからこそ、

「自分が何をできるのか?」

を探すのです。

そしてその中で、自分のできる恩返しを精一杯する。

 

「無理するなよ」と言われても、無理してでも何とかしようとする人が上から選ばれる人なのです。

 

だって兄貴だって上司だってみんな感情を持った人間なんですから。

 

以前、こんなことがありました。僕がお世話になっている先輩が、一世一代のイベントをやることになり、「茂久、来るか?」と誘っていただいたのですが、その日は夜、セミナーの仕事が入っていて残念ながら参加することができませんでした。

 

その旨を先輩に伝えると、

 

「そうか、残念だな。そりゃ大切な仕事だから無理しなくていい。またタイミングがあった時に、一緒に飲もう」

 

と言われました。「さすがにセミナー移動するわけにもいかないしなー」と断念しました。

このことを僕の地元の尊敬する大恩人である米屋の社長に話すと、こう聞かれました。

 

terusyatyou

 

 

「花は出すのか?」「もちろんです」「そうか、当日花を出すのは当たり前だけど、その前に別のお祝いを持ってその人に会いに行ってこい」

 

電車で片道3時間。「そこまで?」と少し躊躇していたんですが、その地元の社長にこう言われました。

 

「茂久、おまえあの人にはめちゃくちゃお世話になってきたよな。もちろんあの人のことだから『忙しいなら無理するな』って絶対に言うよ。仕事だから仕方ないよ。でもな、ただ花を出すだけって、普通だよな。おまえ本当にそれでいいのか?人の気持ちってそんな簡単なものか?」

 

その言葉で、イベントの二日前にサプライズを兼ねて、その先輩のところにお祝いを持って行きました。「行きます」というと絶対に「わざわざこなくていい」と言われるのがわかっていたので、弾丸でいくことにしたのですが、たまたまその大恩人がいてくれたので、二人で飲みに行くことができました。

 

 

今井さん

 

 

「茂久、本当に無理させたな。でもめちゃくちゃうれしいよ。ありがとう」

 

とその大恩人は何度も言ってくれました。その大恩人は、今でも僕に誰かを紹介してくれる時、

「こいつは義理堅いやつなんだよ。こんなことがあってね」

と、その時のサプライズの喜びを、必ずしてくれます。

 

僕はこの話を通して、「無茶をしてでも会いに行こう」と言っているのではありません。

 

「気持ちを向けよう。形にしよう」

 

とお伝えしたいのです。

 

 

かつなりこうじ

 

 

いつの時代も心を喜ばすのは心です。自分が下の立場にいる時、言葉だけを受け取るのではなく、兄貴分や上司、先輩が「何をしたら喜んでくれるだろう?」と自分から探して行動していきましょう。

 

 

douage

 

 

そんなあなたには必ず素敵な人間関係が生まれます。人はそんな人を放っておきませんから。

 

いつも読んでくださってありがとうございます。明日のタイトルは、「近くを活かす」という話です。お楽しみにー。感謝。