兄貴分の選び方

 

 

こんばんは。永松茂久です。先日アップした「兄貴の存在」について質問をいただきましたので、そこについて書かせていただきます。

 

その質問とは

「兄貴分ってどうやって選んだらいいのでしょう?」

というもの。

正直、この選び方という点は、あまり考えたことがなかったですし、下が上を選ぶというのも少し違和感はあるんですが、よくよく考えてみると、ここは大きなポイントになると思いますので僕なりの考え方を紹介させていただきます。

 

何をおいても大切なこと、それは、

「その人自身が精神的に自立しているのか?」

というところにつきます。

 

自立している人は、

「この後輩のために何ができるのか」

と考えます。

自立できていない人は、

「この後輩をどう利用できるのか?」

と考えます。

 

もうちょっと詳しく説明します。上下関係が薄くなったと言われて久しく時間が経ちます。これは時代の変化、そして教育方針の変化など、いろいろありますが、確実に変わっています。

「巨人の星」をいまの若い人がみると、「これ、どこの国の物語?」というかもしれません。

師匠と弟子、親子関係といろいろありますが、兄貴分は

「その人にとって、一番近くにいる、人生を変えるほどの影響力を持った存在」

ということになります。

当然ですが、下の人間からしたら、その人の頼みは断りにくいですよね。

 

 

しかし、本当に自立している人は、おそらくあなたに大切なことを頼みません。そもそもあなたにものを頼むほど困っていないのです。それどころか、逆にあなた自身の成功を一番後ろで一番喜んでくれるでしょう。

 

そしてそれくらいの余裕がないと、人を導いていくことはできません。振り返ってみるとありがたいことに、僕は兄貴分から、

「しげ、悪いけど力を貸してくれないか?」

と言われたことがありません。

もちろん何かがあれば駆けつけようとは思っていますが、頼まれないのです。話を知った時には、すでに自力でかたをつけています。

「水くさいな」と思うんですが、ほとんどがそのパターンです。

 

ただ、誤解のないように書いておきます。その兄貴分もあなたにものを頼むことがあります。それは、「自分以外の誰かを助けないといけない時」です。「しげ、悪いけど、あいつのこと頼むわ」という時です。そんなときこそ自分の全力を出す時なのではないでしょうか。

 

僕は本当に運が良かったんですが、世の中にはいろんな人がいます。下の人間の未来を本気で思い、その手助けをする人ばかりいれば理想ですが、残念ながら、「こいつをどう利用してやろうか」と考えている人も残念ながら、少なくありません。

 

会社でもコミュニティーでも何らかの組織でも、自分の派閥を作るために甘い言葉をかけて人を巻き込もうとするケースもよく耳にします。兄貴分の存在はあなたの人生を大きく変えます。やはりしっかりと相手を観察することも大切なことですね。

 

「おまえに助けを求めるほど困ってないよ」と笑って力を貸してくれる、そんなゆとりを持っている人との出会いがあなたにありますように。