コミュニケーションは質?数?どっちが大切?


 

仲のよい大切な人と、ともに歩いていければこんなに幸せなことはないが、残念ながら、すべての人が同じ歩調で歩いていくことは難しい。
しかし、できるだけ、そのズレをを事前に調整する方法がある。
それは会う頻度、つまりコミュニケーションの数を増やすことだ。

ここであなたに覚えておいてほしいことがある。

それは、「人間の親密度は会う頻度に比例する」ということだ。

 

今までの仕事の体験や、人間関係の出来事を通してわかったことだが、チームの結束や人との親密度を強めたいときは、マメに会う数を増やしていくことがなによりも大切なことだ。

もちろんその質は大切だが、「人は自分の近くにいる人を好きになる」ということは覚えておいて損はない。

 

つまり仲の良さは、数の勝負になってくるということだ。
僕たちの店は創業当初、ランチ営業をやっていた。

 

そして、2時間ほど休憩をはさんで夜の営業に入る。ランチが終わった後はクタクタで、その日の振り返りやコミュニケーションをとる暇などなかった。

そうなると、細かい打ち合わせやお互いの意思統一ができない。
そこをなめていると、決まって後で、とんでもないトラブルが起きるのだ。

「どうすれば、このトラブルはなくなるんだろう?」

その結果、僕はある結論を出した。

思い切ってランチ営業をやめて、その時間をみんなで集まって話す時間に変えたのだ。

最初は売り上げがガタッと下がったが、半年もせずに、もとの売り上げに近いくらいまで上がっていき、スタッフ間のトラブルの数はガクッと減った。

 

数年経ち、しっかりとチームの絆ができ上がった今は、またランチを再開したが、もうトラブることはなくなった。

ランチを辞めたとき、同時に、意識的に増やしたことがある。

それは飲み会の数だ。

最近よくこの言葉を耳にする。
「不況だからみんなで集まって酒を飲んだりする余裕がなくなった」
たしかにそうかもしれない。
たくさんの企業で講演をさせてもらう機会が増えて、元気のいい組織の共通点に気がついた。

それは飲み会など、とにかくみんなで集まる機会が多いのだ。
不況だから集まりを減らすのではなく、集まる回数が減るから、みんなのコミュニケーションの場が減り、必然的にその組織がマイナスのスパイラルになっていくのだ。

「みんなで集まる機会が多い会社は繁栄する」

コミュニケーションの機会を増やしていくことによって、ズレはすべてとは行かないまでも、いくらかは未然に防ぐことができる。これは会社だけではなく、特に生まれたての人間関係においても言える。

 

仲の良さは、とにかく最初はコミュニケーションの数だ。そこから質のいい関係性が生まれていく。